インポート素材のサイズ指定

タイトルそのままの内容ですが、ちょっとややこしい設定なので覚書のつもりで書いております。

インポート時の読込設定はアプリケーションによって様々ですが、Premiereのそれはいたってシンプル。解像度フリーを最大限に活かした設計がなされてるなって思います。これでバグが無ければなぁ・・・

まずは肝心の設定箇所。
Premiereでインポートするときのサイズ指定に関する設定は以下の場所です。

190709a

Media「Default Media Scaling」のプルダウンから挙動を選択。

開くとこんな感じ。

190709b

「Scale to frame size」と「Set to frame size」の2つがありますね。

今回はサンプルとして、ハーフHD(1280×720)のブラックイメージを、フルHD(1920×1080)のシーケンスに並べて検証しています。

まずは「Scale toなんとか」
この設定で読み込んだ素材は、ハーフHDの素材なのに、あたかもフルHD素材かのように扱われます。

190709c

エフェクトコントロールを見てもわかるように、特にスケールサイズをいじらなくてもシーケンス上でフルサイズ表示されます。

元のサイズなんてどうでもいいから、とにかく全部フルサイズで扱いたいんじゃ〜っ!!という時に使うんだと思ってます。
まさにオフラインぽくて好き。

次に「Set toなんとか」
こっちの設定で読み込んだ素材はどうなるかというと、ハーフHDをフルサイズに拡大した状態で読み込まれます。

190709d

エフェクトコントロールを見ると図のようになっていて、自動でスケールアップしてくれていることがわかります。

取り敢えずぜ〜んぶフルサイズで扱いたいけど、元のサイズを確認できないと後で困るんだよっ!!という几帳面な人が使う設定なのかな?
いろんなサイズが混在してる作品を作るときは、こっちのほうがいいね。

どちらもパっと見は一緒ですが、補正内容がエフェクト設定として見えるかどうか?は後の作業に影響します。

ちなみに「None」だとこうなる。

190709e

スケール値の変更もされないし、タイムライン上での自動スケールもされない。解像度に依存した最もシンプルな設定。
そのかわり、タイムラインに置くたびに1つずつサイズ調整をしていかないといけない。間違いなくオンライン向きですね。

大量の静止画像をパパッと並べたい時とか、知ってると得する自動スケーリング機能。ちなみにインポート素材であれば、動画も静止画もすべて適用されます。

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