タイトルそのままの内容ですが、ちょっとややこしい設定なので覚書のつもりで書いております。
インポート時の読込設定はアプリケーションによって様々ですが、Premiereのそれはいたってシンプル。解像度フリーを最大限に活かした設計がなされてるなって思います。これでバグが無ければなぁ・・・
まずは肝心の設定箇所。
Premiereでインポートするときのサイズ指定に関する設定は以下の場所です。
Media「Default Media Scaling」のプルダウンから挙動を選択。
開くとこんな感じ。
「Scale to frame size」と「Set to frame size」の2つがありますね。
今回はサンプルとして、ハーフHD(1280×720)のブラックイメージを、フルHD(1920×1080)のシーケンスに並べて検証しています。
まずは「Scale toなんとか」
この設定で読み込んだ素材は、ハーフHDの素材なのに、あたかもフルHD素材かのように扱われます。
エフェクトコントロールを見てもわかるように、特にスケールサイズをいじらなくてもシーケンス上でフルサイズ表示されます。
元のサイズなんてどうでもいいから、とにかく全部フルサイズで扱いたいんじゃ〜っ!!という時に使うんだと思ってます。
まさにオフラインぽくて好き。
次に「Set toなんとか」
こっちの設定で読み込んだ素材はどうなるかというと、ハーフHDをフルサイズに拡大した状態で読み込まれます。
エフェクトコントロールを見ると図のようになっていて、自動でスケールアップしてくれていることがわかります。
取り敢えずぜ〜んぶフルサイズで扱いたいけど、元のサイズを確認できないと後で困るんだよっ!!という几帳面な人が使う設定なのかな?
いろんなサイズが混在してる作品を作るときは、こっちのほうがいいね。
どちらもパっと見は一緒ですが、補正内容がエフェクト設定として見えるかどうか?は後の作業に影響します。
ちなみに「None」だとこうなる。
スケール値の変更もされないし、タイムライン上での自動スケールもされない。解像度に依存した最もシンプルな設定。
そのかわり、タイムラインに置くたびに1つずつサイズ調整をしていかないといけない。間違いなくオンライン向きですね。
大量の静止画像をパパッと並べたい時とか、知ってると得する自動スケーリング機能。ちなみにインポート素材であれば、動画も静止画もすべて適用されます。