単刀直入ですが、音声のボリューム調整をするときはショートカット「G」が抜群に速いです。
これは私がPremiereを推す機能の代表格です。
FCP7にも似たような機能がありましたね。
この機能に慣れてしまうともう・・・MCでのボリューム調整はしんどいです。
ということで「G」機能の解説といきましょう。
正確な機能名は「Audio Gain」
下図のメニュー内に置いてあります。
タイムライン上のクリップを右クリックしても出てきますが、ここはショートカットするのが最適でしょう。
対象のクリップを選択して「G」です(複数可)
そして開いたダイアログがこちら。
「Set Gain to」は絶対値入力
「Adjust Gain by」は相対値入力
いちいちラジオボタンで選択するのが若干面倒ですが、仕方ない
そして「Normalize Max Peak to」と「Normalize All Peak to」の2つ。
どちらもボリュームを自動調整してくれる便利機能なのですが、クリップを複数選択していた場合に違いがでてきます。
「Normalize Max Peak to」は複数クリップを1つのクリップと仮定して調整します。つまり全てのクリップが同じ値に調整されることになります。
反対に「Normalize All Peak to」は複数クリップを別々のものとして調整することになり、クリップによって調整後の値にばらつきがでます。
左が「Max」右が「All」を適用したもの。
左に比べると右のほうが個々の波形が大きめになっているのがわかりますね。
それぞれのクリップのピークを検出して最適化しているわけです。
この「Audio Gain」で調整された値はエフェクトコントロール内ではかくにんできません。
このようにゼロのまま。
どうやらプロセスが違うようですね。
なので属性の削除をしても「Audio Gain」値は残ります。属性のコピーができませんが、そもそもの手数が少ないのでいいかなって思ってます。
ちなみに「Audio Gain」の現在値は、ダイアログ「Set Gain to」に常に表示されます。